家事事件の流れ

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■家事事件とは
家事事件とは、遺産分割をはじめとする相続問題や、離婚問題といった、家庭内で起きうる問題のことをいいます。
家事事件の解決にあたっては、他の事件よりもさらに円満な解決が求められ、また、プライバシーの保護の観点も非常に必要とされる分野になります。

●家事事件の流れ
ここからは、家事事件の解決までの流れを説明していきます。
まず、解決の第一歩としては、当事者間での話し合いが必要不可欠になります。
しかし、どうしても家庭での話し合いがうまくいかない、もしくは、何らかの理由によって、話し合いをすること自体が難しい状況にある、といった場合には、弁護士を間に入れて話し合いを行うことも可能です。
弁護士は、法律の専門家であり、当事者とは一線を画する第三者です。客観的な視点から、第三者的立場である弁護士が仲介に入ることで、きちんと話し合いができるようになるかもしれません。

弁護士が間に入って交渉を行っても解決が難しい場合には、家庭裁判所に申立てをして、調停での解決を目指していきます。
調停では、家庭裁判所において選任された調停委員が、当事者の仲介役となって、当事者それぞれからの話を聞いてくれます。
弁護士は、その場に同席して、必要に応じて発言をしたり、書面の提出をしたりします。
当事者の一方が調停委員と話している間は、相手方はその場にはおらず、別の場所で待機することになりますので、直接顔を合わせることは基本的にありません。

調停でもなお決着がつかない場合、つまり、調停が不成立となってしまった場合には、審判という手続に移行します。はじめから審判を選択することもできます。また、訴訟を提起して、裁判で解決する方法もあります。

●家事事件のご相談は和智大助法律事務所まで
和智大助法律事務所は、福岡市中央区六本松に所在する事務所です。福岡市、糸島市、春日市などにお住まいの方を中心に、ご相談を承っております。家事事件は、特に円満な問題解決が重要になります。身近な法律家として、様々なお悩みに対応しておりますので、お困りのことがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。