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公正証書遺言の作成|必要書類や弁護士に依頼するメリットとは

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公正証書遺言は、公証人の立ち会いのもとで作成されるため、信頼性が高く、安心して相続手続きを進められる方法の1つです。
今回は公正証書遺言を作成する際の必要書類や、弁護士に依頼するメリットについて紹介していきたいと思います。

公正証書遺言を作成する際の必要書類

公正証書遺言を作成するには、以下のような書類が必要です。

  • 遺言者本人に関する書類
  • 受遺者に関する書類
  • 遺産に関する書類

遺言者本人に関する書類

公正証書遺言を作成するには、まず遺言者本人の身元確認が必要です。
運転免許証やマイナンバーカード、パスポート、印鑑登録証明書などのいずれかの書類を準備しましょう。

受遺者に関する書類

遺言によって財産を受け取る人がいる場合、その人の身元も確認する必要があります。
受遺者の住民票や手紙、ハガキなど住所の記載があるものを準備しましょう。
受遺者が相続人の場合は、続柄や関係がわかる戸籍謄本の準備も必要です。

遺産に関する書類

遺言の対象となる財産が明確であることも大切です。
預貯金通帳のコピーや不動産登記事項証明書、固定資産評価証明書を準備します。
金融資産が多い場合や不動産が複数ある場合は、一覧を作成するとスムーズです。

弁護士に依頼するメリット

公正証書遺言の作成を弁護士に依頼することで、法的なトラブルを回避しながら、複雑な相続関係にも対応した内容に仕上げることができます。
公正証書遺言は、遺言者の希望を正確に反映させるために、あらかじめ素案の準備が必要です。
弁護士に依頼することで、遺言の内容が法律に反していないかを確認し、形式面や文言に問題がないかチェックしながら、素案をもとに公正証書を作成できます。
さらに、家庭によって、前婚の子どもがいる、内縁関係にある、相続人同士が不仲など、事情はさまざまで、場合によっては慎重な内容の設計が求められます。
弁護士にチェックをしてもらうことにより、将来的な相続人同士のトラブルを未然に防げる可能性があります。

まとめ

今回は公正証書遺言を作成する際の必要書類や、弁護士に依頼するメリットについて紹介していきました。
遺言は人生の最後のメッセージともいえる大切な書面です。
将来のトラブルを避けるためにも、弁護士への相談を検討してみてください。